あらためてデブの自己認識をする
この10年で20kg太りました。
20kgて。半年前くらいにはかったときより5kg増えてた。何が起きた?
ここまで肥えているという認識がなかった。
たまに、
写真にうつりこんだ自分の姿に絶句したり
服がどんどんきつくなって背中やおなかがはみ出すようになったり
洋服を買おうにもサイズが全くなかったり
「昔と比べてだいぶ太ったな……」という程度の認識は、あった。
しかしこのままでは70キロの大台にのってしまう。
そうしたらマツコ・デラックスみたいに大きい布に穴だけあけて首を通したようなドレスしか着れなくなってしまう。
やばい。
本当にやばい。
普通サイズ(M)の服を着れている人たちを見ると羨ましくて仕方がない。
私もかつてはあれくらいだったはずなのに。
20キロも肉が付くって相当なものだ。
あの頃の自分が20キロのものをかついで過ごしていると想像してみる。
今、子供の体重が15キロくらいだからそれよりも重い。
どげんかせんといかん。
これまでやってみようとして挫折したものは、糖質制限。あとウォーキング。
糖質制限は糖質への欲求がおさまらず、これを一生続けるのかと思うと絶対に無理だと感じた。糖質制限をはじめて10日ほど経った頃に高熱を出し、インフルエンザでもないただの風邪だったのだけど、二週間ほど38度台が続いているうちに糖質も解禁した。それからは普通にごはんもパスタもパンも食べている。
ウォーキングはやれ寒い暑い雨だ風だと理由をつけて行かなくなってしまった。
プールも同じく。着替えるのと帰ってきたあとの洗濯も面倒で行かなくなってしまった。
すべては「面倒」に起因しているのか。だからデブなのか。
そういえば二十代でひとり暮らしをしていた頃、面倒だから食事をとらない、ということがあった。その時は面倒がデブとは違うベクトルに向かっていったのかもしれない。
ほんとうに、醜い自分が嫌。
鏡を見るたびに「だれだこれは」と思う。
だけど周りの人、とくに息子なんかは物心ついたときからずっとわたしのことを「太っている人」と認識しているわけで。
痩せたい。
痩せたい。
痩せたい。
せめて人並みとは言わない。
10年かけて付いた肉がすぐに落ちるわけがない。
せめて3年くらいかけてもいいから戻りたい。
XLサイズからLサイズくらいになりたい。